EEGLABのダウンロード!
ちょっと間が空いてしまいました。何もやっていなかったわけではないんです。
研究費を取るため、申請書を必死で書いていたんです!!(当たりますように)
本日、無事応募できたので、ちょっと止まってしまっていた、解析の勉強を再開します。
今日は、EEGLABのダウンロードです。
EEGLABは、MATLAB上で動作する分析ツールのことです。
↑ここから無料でダウンロードできます。
上から3番目のDownloadをクリックして、
Your name, Your email address, Your research ereaに入力します。
私はこんな感じ。
そして、一番下の □I accept the terms of the BSD License. にだけチェックを入れてSubmitします。
Click here をクリックしてダウンロードします。
こんな風に、eeglab_current.zipというのがダウンロードされます。
このzipファイルを展開して開くと、中に「eeglab2022.1」というフォルダが入っていて、このフォルダを開くと、中はこんな感じ。
私は、ダウンロードしたものは、勝手に「ダウンロード」フォルダに保存されちゃうので、この「eeglab2022.1」のファイルを切り取って、ローカルディスク(C:)のProgram FilesのMATLABフォルダの中に貼り付けておきます。
これで、EEGLABのダウンロードは完了です。
次は、EEGLABの設定&起動です(^^)/
POLAR UNITEで心拍の測定!
心理学科では、博物館と連携して夏休みにお化け屋敷の運営をしています。
今年は、お化け屋敷を体験している時の生理反応を記録する実験をしています。
この実験は、お化け屋敷で、人が恐怖や楽しさをどのように感じて、その時に体にどんな変化がもたらせされるのかについて、心理学的に明らかにすることを目的としています。人がどんな時に怖いと感じ、人によってどんな感じ方の違いがあるのかについて、脈波を測定したり、質問紙を用いて調べています。
お化け屋敷の中で生理反応を取ろう!と決めてから、実験参加者にワイヤレスの生体計測装置(ポリメイトミニ)を装着して、お化け屋敷の中に入ってもらいました。最初はきれいに測定できていた心拍も、お化け屋敷の中に入るとBluetoothが切れてしまったり、歩くことで体動のノイズがたくさんのってしまったり、なかなかうまくいきませんでした。
そこで、色んな所で相談しまくって、辿り着いたのがこちら!!
POLAR UNITED
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この時計(?)では、脈波から心拍を推定しているそうですが、実験にも使えるんだそうです。
脈波から心拍数を算出するみたいで、ちゃんとした測定器を使ったみたいに、副交感神経系がどうとかは言えないみたいなのです。
でも、スポーツ中の脈波も取れるとのことで、お化け屋敷にぴったりだり、末梢のデータ分析とかも勉強したいので、ちょうどよさそうということで、先生にお願いして買ってもらいました(^^)/
一応、生理心理学のテキストを読んで勉強もしました!
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覚えていたことも、知らなかった?忘れていた?ことも色々書いてあって、とっても勉強になりました。
いざ、自分が使うと思って勉強すると、とっても頭に入りますね。
こういう機会にしっかり勉強しなくちゃいけませんね。
ということで、この時計で計測したデータの取り出し方や分析の仕方なんかも勉強しつつ、ここにメモしていきます。
頑張ります。
EEGファイルの整理
今日は、昼間にイベントファイルを作ったので、この勢いでEEGファイルも作ってしまいます!
この記事のタイトルをどうしようか、すごく迷いました。
EEGファイルの作成?修正?調整?整理?
うーん。まあ、どれでもわかる人にはわかるし、わからん人にはわからんだろうということで、EEGファイルの整理にしてみました。
もっといいアイデアがあればコメントか、知っている人はメールなりでアドバイスください。
EEGファイルと呼んでいるのは、ポリメイトで収録した脳波のデータが入っているファイルのことです。
イベントファイルを作った時にLatencyを算出するときにも登場しました。
このtest_EEGdata.CSVというやつを少し修正して、EEGLABに取り込んで分析ができる状態にします!
開くとこんなデータが入っています。
左側のPOINTとEVENT、右側のS1、S2、S3は、不要なので削除します。
↓
そして、ラベルも不要なので、上の4列も削除します。
↓
これで完成です。
EEGfileは、とっても簡単で、Fz,Cz,PzとEOGのデータのみを残してその他の情報をすべて削除するだけです。
これで、EEGLABに入れるファイルの準備はOKのはずです!
ファイルを保存するときに、実験参加者番号+eegfile.csvにします。
ここでも、タイトルが英数字になるように注意します。
イベントファイルの作成
今日は、ポリメイトで収録した脳波データをEEGLABで解析する準備をしています。
まずは、イベントファイルを作成します。
うちの大学のシステムでは、刺激出力シーケンサーというソフトを使って刺激呈示とトリガの出力、反応時間を収録したりしています。
最初に、刺激出力シーケンサーから出力したCSVファイルを編集して、EEGLABで分析できる形式にする作業についてまとめます。
test_EEGdata.CSVが、ポリメイトで収録で収録した脳波データが入っているファイル
test_eventfile.CSVが、刺激出力シーケンサーで収録したイベント情報が入っているファイルです。
1.脳波データ(test_EEGdata.CSV)からlatency算出に必要な情報を取り出す。
このファイルを開くと、サンプリングレートが1000になっているので、Latencyはでてこないけれど、一番左のPOINTのところをLatencyとみなして考えます。
S1のところにトリガーが入っているので、S1を見て最初のトリガーがでているタイミングさがします。
(S2とS3は必要ないので、HとGの列は消しました。)
刺激が呈示されると、S1のところの数値が一気に大きくなるので、個々の数値がプラスに代わるタイミングを調べると良いので、IF関数を使って調べてみます。
これを、下までコピーします。
ずっと0ですが、ずーっと下まで見ていくと・・・・1がありました!
(今回は、予備実験のデータを使っているので、収録開始前にちょっとバタバタしちゃいまして、結構時間がかかってしまっていますが、本実験であればここがもっとスムーズなので、もっと上の方に出てくるはずです。)
これで、最初の刺激呈示のタイミングが37.749秒のところということがわかりました。
2.刺激情報のファイル(test_eventfile.CSV)でLatencyを算出する
次に、刺激情報が入っているファイルを開きます。
上の方に、反応時間などの情報が記載されていますが、脳波の分析とは関係ないので、1~55行はすべて削除します。
必要なのは、経過時間と刺激選択の情報だけなので、それ以外の情報も削除します。
1の脳波データのファイルで調べた1つめのトリガのタイミングが37.749秒だったので、それを入力します。
つぎに、1つ目と2つ目の刺激呈示のタイミングの差を算出し、先ほど入力した37.749秒に足していきます。
下まで計算すれば、Latencyは完成です!
刺激の種類については、1がTarget, 2がRatency, 3456がIrrelevantですが、わかりやすくするために表示を変えてみました。Irrelevantは4種類あるので、Irrelevant1~4にしてみます。
これで、必要な情報は揃いました!
が、計算式が入っているとややこしいので、一旦コピーして、値の貼り付けをしておきました。
LatencyとTypeの情報だけがあればよいので、後は並べ替えてこんな感じになれば完成です。
これに、名前を付けて保存をします。
名前を付けるときに、日本語にすると、eeglabで分析をする時にややこしいので、英数字で名前を付けるようにする。
私は、実験参加者番号+eventfile.csvにします。
今回は、予備実験のデータなので、test_eventfile.csvにしました。
ブログ始めました!
10年ぶりに研究をする機会がやってきました。
忘れていることや知らないことだらけですが、毎日色んなことを勉強して、たくさん成長したいので、その記録を残そうと思ってブログをはじめてみました。
博士課程の3年間は、ほぼ毎日ブログを更新していたので、このブログも長く続けていけるよう、頑張ります。